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校長あいさつ
平成23年度の始まりに思うこと(創立の原点に心寄せながら)
校 長 布 施 安 浩
これは、本校の校章です。前年度、本校に赴任したときから、ずっと気になる図案であり、この校章が大変好きです。
昭和28年度の卒業アルバムには校旗の中にはっきりと校章が入れられた写真が残っていますので、創立当時の徳山湾に面した旧東船町に校舎があった時代のものとして、海に浮かぶ帆船を正面から見たものになっているのでしょう。
昨年度は、この校章を宝船と見立てて、住吉中の生徒達を載せて、大海に船出するイメージをもっていました。(もちろん生徒は地域の宝です。)
本年度、帆船に因むものとして、「得手に帆上げて」という言葉が浮かびました。
学校として、これまで積み上げてきた特色にさらに磨きをかけることが必要であると考えています。(本校の特色は地域との強い絆です。)
教職員として、自分の教師としての強みは何かを考え、それぞれが持ち味を発揮しつつ、協働実践していくことを理想と考えます。
生徒個人のことを考えれば、それぞれの生徒が、その能力や個性を伸ばし、一人一人が自己存在感をしっかり感じ、自信のある笑顔で毎日を過ごして欲しいという願いをもっています。
今の「さみどり匂う 丘の上」で始まる校歌は昭和34年に制定され、高台から海を望んでいますが、本校存立のルーツは海辺であることを年度初めには再確認するのです。
今の生徒の背景には、62代にも及ぶ卒業生がいて、住吉中学校を応援してくれているのだと思うと力を感じます。
平成23年度学校教育目標は「志を高く持ち真剣に学習する生徒を育てる」としました。
本校教育を支える7つのキーワードは、生徒の志を高めるための基礎的な力を学校、家庭、地域が協力して育てる核となる言葉としての意味を持っています。
基礎的な力@ 人と関わる力・・・・・笑顔 あいさつ
A 感性を高める力・・・・花 読書 合唱
B 心と向き合う力・・・・ボランティア 清掃
また、昨年度から継続したチャレンジ目標を掲げていますが、重点の置き方を工夫したり達成度の状況を把握しながら、実効性を高めていけるようにしたいと考えています。
チャレンジ目標 ○ 一日三善(一日燦然)
笑顔 あいさつ 早朝ボランティア清掃で燦然と輝く学校に
○ 読書20冊+α
読書 年間20冊以上を目指して
○ Express
myself 3分間スピーチ
自分を表現する3分間、合唱曲の3分間の表現の向上を目指して
学校、家庭、地域の共有ネットワークを深める
校 長 布 施 安 浩
本校は学校支援ボランティアとして「すみよし応援し隊」の方々に環境整備や読み聞かせ、学習支援などに来ていただいています。活動を通して生徒とふれあえる場を大切に考えています。また生徒が地域に出かけ、地域のために活動するボランティア活動も本校の重要な教育活動の一つです。
ギブアンドテイクの関係が学校と地域の間で円滑なつながりを生み出していると考えており、生徒が機会を得て地域に出かける時こそ、地域の方が教育活動として生徒に関わっていただける良い機会であると考えています。
例えば、昨年度の3年生有志が登校時間前の15分程度の時間を使って、学校周辺の歩道を自主的に清掃し始めたことをきっかけに、本年度も継続していこうと取り組んでおり、生活委員会の取組も含めて多いときは30名程度の生徒が落ち葉を掃き、地下道を清掃する活動を続けています。時には、地域の方が清掃される機会と重なることもあります。
さて、今年度は「生徒がつくる弁当の日」を年度内に3回設定することにしました。(第1回を6月5日(日)に実施)。生徒が自分の力で弁当をつくることで、自立心を養い、食材や作り方を考える中で、家庭で親子の会話が生まれると共に、日頃の食事への感謝の気持ちが持てることを期待しています。
この試みを温かく見守っていただくことも共育につながると考えています。
思春期の心をときほぐす
校長 布 施 安 浩
中学校の3年間は心が揺れ動く時代です。
自我の芽生えと呼ばれ自分を客観視する時期の始まりとなります。小学校時代には家族の愛に育まれ、何ら疑問視しなかった家族関係や自分の容姿・能力に悩みを持ち始め、イライラや反発、不機嫌や感情の変化の激しさなど外部から見れば不安定きわまりない様子に、戸惑われる保護者の方も多いと思います。
人間は蝶のように幼虫、サナギから成虫というように形を変えた脱皮はしませんが、大人に向けての心の脱皮を繰り返していきます。思春期は生徒にとってはつらい時期であり、保護者の方にとってもまた心を惑わされる時期ではないでしょうか。
6月には愛媛大学の山本喜雄先生に、生徒・保護者の方を対象とした講演会を開催しました。〜日々の悩みをバネにして〜と題された講演は、思春期の子どもと親の姿に焦点をあてながら、ユーモアを交えながら自己の生き方を探るお話でした。
「前略、そういう弱い自分も大切にしようと思えました。その弱さも含めて、それが素の自分、自然な自分なんだと思えたからです。そう考えると少し楽になったような気がします。」(生徒)
「”不器用な人は誠実な道を歩む。”こう話されたとき道が開けたような気がしました。中略、家の中にも学校のの中にも、気を休める場所が私にはないと言われ、少しずつ個人として接する努力を始めた矢先の先生のお言葉でした。焦らず、見守っていこうと改めて思いました。(保護者)
家庭での共通な話題にして欲しいとの思いから保護者の方にもご案内をいたしました。
生徒の皆さんには、この時期を乗り越えて自分らしくまっすぐに生きていって欲しいと願っています。
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